古代エジプト人の平均寿命。

古代エジプト人の平均寿命は、平民で約二十から二十五歳だったらしいです。
平民より生活環境が整っていた王族の平均寿命は、推定で三十五歳前後らしい。
古代エジプトに住んでいたとしたら、私などとっくにお婆さんですな。


この寿命の短かさを幸とするか不幸とするかは各々方の考え方と思いますが、古代の人々が太く短い人生を生きたのは想像に難くありません。
そして、それだけ短い人生であったにもかかわらず、古代のエジプトではじわじわと人口が増え続けたらしい。
正に産めよ増やせよ、な時代でした。

そんな寿命の短い人々が、あんなにも巨大なピラミッドを作り上げたり、あちこちに壮大な神殿を作り上げたと思うと、単純頭の私など素直にすげー!と思ってしまう訳です。


ちなみにかの有名なラムセス二世陛下は九十二歳、ペピ二世陛下は伝説では百十歳まで生きたそうです。
そこまで生きた人を見たら、平均寿命二十数年の人々は神様だと思っちゃうだろうね。


おまけ。
古代エジプト人の理想の寿命は百十歳だったらしい。現代でもそんなに生きる人、めったにいないって。


参考文献「古代エジプト生活誌」エヴジェン・ストロウハル著/原書房