サハラの秘境・ギルフ・ケビール〜謎の岩絵に文明の起源を探る〜

TV見ながらメモ。

ギルフ・ケビールの位置は、コレ


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ここの壁画が古代エジプト文明の起源、かもしれないらしい。

日比野克彦氏がレポーター。
松本弥先生も出演なさっています。

ギルフ・キビールの岩絵。

ギルフ・キビールの意味はアラビア語で「偉大なる台地」
現在発見されているのは3箇所。未発見の岩絵は膨大にあるらしい。
一万年前から五〇〇〇年に渡って描かれ続けたそうな。
洞窟の内外に躍動感あふれる人々の動作や、動物たち姿が描かれている。
赤と白の顔料を使ってガゼルやキリンが描かれていた。
当時は豊かなサバンナだったらしい。地質学的にも証明されてるとか。
七三〇〇年前から乾燥化が進み、五五〇〇年前にゲルフ・キビールは人が住めない地になったらしい。
その後、エジプト文明が開化した……ゲルフ・キビールの砂漠化と関係あり?

ツタンカーメンの装飾品に使われていた「シリカグラス」が取れるのはゲルフ・キビールの近くであり、世界でここでしかとれない石らしい。

泳ぐ人「スイマー」の姿が岩絵に描かれていた。
魚を獲る姿か。乾燥化の中で水を大切に敬う気持ちから描かれたものか。

古代エジプト、トトメス三世墓の壁画にスイマーに似た絵が描かれていた。
水は死から復活する再生の力が描かれていた。死者は水の中で泳ぐ姿で描かれる。=岩絵のスイマーか。

死者の書の「アメミト」と岩絵にスイマーと常に一緒に描かれた「謎の動物」が同根か?

岩絵の顔料使われた石。ゲルフ・キビールの近くでは、硫黄や酸化鉄の含まれた石が沢山採れる。

ヒエログリフに書かれた鉱物資源=メファト=顔料ではないか。
古エジプトの壁画の顔料は、ゲルフ・キビールのものではないか。
ゲルフ・キビールの人々がナイル河畔へと移動し、エジプト文明の礎になったかも知れない。



※耳より情報
NHKスペシャルでこの夏、「エジプト発掘」が放送されるそうです。
ピラミッドとツタンカーメンとクレオパトラの三本立てらしい。
要チェキ!ですな。