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古代エジプト人とクジラ。

日本人とは深い縁のあるクジラ。
最近は何かと話題に上っておりますが。

ふらふらと調べ物をしていて見つけたのが、コレ。
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http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Egypte_louvre_311.jpg

ルーブル美術館の収蔵品のようですが、どう見ても鯨にしか見えません。
(というか、上下が反対じゃないですか?コレ。胸鰭が背中側にあるような気がする)

ファイルの説明を見るとナカダ3期の遺物らしいですが、果たして紀元前3000年頃の0王朝時代、しかも地中海から遥か遠くに離れた内陸部のルクソール北約27Kmにあるナカダの人間が、鯨を見て知っていたんでしょうか……?

摩訶不思議なり、古代エジプト人。


……まさか、ナイルパーチっていうオチじゃないだろうな……(汗


という事で、ひっくり返してみました。

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やっぱこっちの方がしっくり来る……ような気がするです。はい。

吉村作治の新発見!エジプト展

先日、「吉村作治の新発見!エジプト展−国立カイロ博物館所蔵品と−」の展覧会に行って来ました。
善光寺さんのすぐ隣、信濃美術館までお出かけです。

まず、会場に入ってすぐお迎えしてくださったのが、噂の「起き上がるオシリス神」です。
このオシリス様を見ての第一声が「うわ!ちっこい!」
スミマセン。ワタシ勝手にもっと大きい神像だと思っていました。
のべ〜んとうつ伏せに寝そべったオシリス様は全長で55cmあまり。つま先から肩までは完全に地面に伏し、頭だけを上げています。
ええっと、顎に付けた偽髭で顎を支えているような印象を受けました。
『……偽髭って、顎を載せてもへたらないくらい硬い素材で出来てるのか……?』と、斜め上なことを考えておりますと、同行した家人が「この神様、尻の位置ヘンじゃね?」と。
横から見ると、確かに身長の半分よりも上側にお尻のふくらみがぽっこりと。オシリス様のオシリの位置が高すぎます。
古代エジプト人は足が長くてスタイルが良かったんだよ」と、日本人の平均的な足の長さしかない者同士で感心しあいました。

神像は末期王朝時代の個人が持って拝んでいたような小さなオシリス神像やイシス女神像、アヌビス神像が沢山。大きい像は無く、こじんまりしていた印象です。

ふと奥の壁を見ると、死者の書の文字が目に入りました。
「うわ、でっかい死者の書!」と喜んで駆け寄ったまでは良かったんですが、
「アレ?どっかで見たことあるよーな?」
……アニの死者の書を引き伸ばしたでっかい写真パネルでした。
本物じゃなかったので、密かにしょぼーん(´・ω・`)としたりして。
こんなでかい巻物じゃ棺に入らないじゃん、と悔し紛れに一人ツッコミを入れながら、医療器具を展示している棚へ。
この上でミイラを作ったという作業台を眺めて「これ、ミイラ作ってたときのシミ?血かも知れないね」と背筋を震わせながらカノポス壷の前へ。
「この四つの顔はホルスの息子達で、内臓を守ってるんだよ」と説明すると、
「……なんでこれ、一人だけ人間の顔なの?」という質問が。
……う〜ん、いい質問だよ明智君。ごめんそれワタシわかんないや。
カノポス壷の顔は、人間とヒヒと隼と犬。なんで動物の顔の中で一つだけ人間なの?古代エジプト人、ひょっとして動物のバリエーションが無くなったのかしら。蛇でもサソリでもフンコロガシでもいいじゃんねぇ?
と、阿呆丸出しな事を言い合いながら、象嵌用のアヌビスやマフの供物台を見て、第二会場へ。

そちらでは吉村先生の発見した遺物が展示してあるようです。
まず最初に目に入ったのが、セヌウの青いミイラマスク!……のレプリカ。
「なんでレプリカやねん!」と似非関西弁でツッコミを入れながら、横にあったセヌウの棺(レプリカ)を見学。
「なんでレプリカなのに厳重にガラスケースの中に入ってんの?」という家人に(そりゃそーだよな)と心の中で同意しながらも、「そりゃ、レプリカ作るのもお金掛かるんだよ。ほらみ、セヌウのミイラマスクの剥げてるとこまでリアルに再現されてるじゃん!」とフォロー。

セヌウの棺の前を通り過ぎると、今回の目玉である未盗掘の夫婦の棺がありました。
その横では大きなモニターで吉村先生がこの棺を発掘した当時の映像が流れています。
ほうほうなるほどね、と眺めていたら、夫婦の夫の方「セベクハト」の棺の中には、もうひとつ人型棺が入っていたそうですが、ヌビア人の髪形を模った螺髪をつけたその棺は今回展示されていませんでした。残念。
「セベクハト」と妻の「セネトイトエス」の棺は、大きさは違うものの意匠が同じ「おそろい」の棺でした。
死んだ後の棺までおそろいだなんて、この夫婦はとても仲が良かったんだろうなぁと、暫しほんわかしてみたりして。

その次はチャイの棺です。これも発見当時の映像が見られましたが、足元の中心部が中にめり込んで、かなり状態が悪いように見えました。
でも、展示されている棺は綺麗に修復されています。さすがだぜ、ナディア博士!と感服しながら眺めていると、横で見知らぬカップルが「あれ〜、これはレプリカじゃないんだ〜」と感心していました。
……皆考える事は同じなのねorz

最後はクフ王の第二の太陽の船の復元プロジェクトの紹介がモニターで流れていました。
その横にあったパネルには、発掘場所のすぐ横に建てられた大型テント(倉庫?)の写真がありましたが、その扉にはでっかく「ニ○リ」の文字が……
太陽の船が眠っているのは、クフ王のピラミッドのすぐ隣。
5千年前に築かれたピラミッドの横に、でっかい「○トリ」。
ああ、ニト○さんが力を入れてスポンサーになっているのねと思ったものの、あまりにもシュールな光景にその他のものは記憶から吹っ飛んでしまいました。


売店コーナーには沢山のエジプト関連グッズが置かれていましたが、その中でお土産に選んだのは、ヒエログリフスタンプセットと、
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エジプト神様のトランプ。
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このトランプ、AからKまで、全部にエジプトの神様のイラストが描かれていて、とってもカラフル!裏も天井画に描かれた星々が書かれてますし、古代エジプトムード満点です。
でも、ジョーカーが……アメミトちゃんなのは納得できるけど、もう1枚がタウレト女神さまってちょっとひどくない?愛すべき「おっかさん」の神様なのに。
ジョーカーにするんならベス神さまの方がハマリ役だと思うんだけどなぁ。あかんべーしてるし。

ということで。
トリノ・エジプト展とかと比べちゃうと、どこか物足りなかった展覧会ですが(つか、規模的に比べる事のほうが無謀)、こんな田舎にまで来てくれるのですから、とてもありがたい展覧会でした。

不滅の星と疲れを知らぬ星々・続

昨日は紀元前のエジプトの天体の運行を、一日を通して追ってみました。
今度は一年を通して追ってみたいと思います。

ですが、やっぱり紀元前になると「Mitaka」の動作が怪しいので、今年のエジプトの一年の夜空を表示してみました。
全て同時刻。8時とあるのは恐らく日本時間ですね。
エジプトと日本の時差は-7時間ですので、夜中の1時での視点になります。

最初に南天の星座です。
1月
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3月
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5月
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7月
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9月
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11月
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で、こちらが北天の星座です。
1月
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3月
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5月
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7月
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9月
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11月
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こうして見ても、やはり北天の星は「不滅の星」に相応しく一年中姿を現していますが、南天には「地平線下に沈まない」星というのは見当たりません。
一体「地平線下に沈まない南天の星々」というのは、どういった意味なんでしょうね?

不滅の星と疲れを知らぬ星々

新サイトの名前「ikhmw-wrdj」ですが、これは直訳すると「疲れを知らぬ星々」という意味のヒエログリフです。
これに相対するヒエログリフとして、周極星を意味する「ikhm-sk」(直訳すると「不滅の星」)があります。

「ikhmw-wrdj」というサイト名にするに至った理由として、私のHNがオリオン座を意味する古代エジプト語「sah」であること、それにちなんでサイトアドレスをシリウス星を意味する「spdt」にしたことから、「南天の星」を意味する「ikhmw-wrdj」が適当だろう、と思っていたのですが。


西村先生から、
「ikhm-sk」は「地平線下に沈まない北天の周極星」であること、
「ikhmw-wrdj」は「地平線下に沈まない南天の星々」であることをご指摘いただきました。
これらはピラミッドテキストにそういった記述が残されているそうです。

でも、ちょっと変だと思いませんか?
「地平線下に沈まない北天の周極星」は北極星の事ですから、地平線下に沈まないのは理解できます。
でも、「地平線下に沈まない南天の星々」って、ナニ?

エジプトのカイロは北緯30度03分。これは日本の鹿児島県とほぼ同じ緯度です。
だから、夜空に見える星も日本で見れるのとほぼ一緒のはずですよね?

ということで、国立天文台4次元デジタルブロジェクトから、天体シミュレーションソフト「Mitaka」をインストール。


で、ピラミッドテキストと言うからには、ピラミッドテキストで有名なウナス王が即位したと言われる紀元前2375年のカイロ周辺の夜空を再現してみました。

ちなみにこちらが、日没直後の南の空(だと思われる)。
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なんで「思われる」かと言うと、これ、紀元前になると年月の表示がヘンなんですよ。-37日とか、-9時-29分とかナニソレ。
紀元前になってしまうと、上手く計算できないのかしら。
なので、取りあえず-2375年1月1日の日没直後(だろうと思われる)の南天の星です。


で、こちらが真夜中の南の空。
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そして、明け方の南の空です。
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こうして見ると、南天の星座はしっかり地球の自転に合わせて地平線下に沈みますよね。


参考までに、同じ日の北の空です。

日没後
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夜中
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明け方
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時間の表示がおかしいのは勘弁して下さい。
国立天文台の中の人、助けて下さい……orz)

今の北極星はこぐま座のα星ですが、この当時の北極星はりゅう座のα星でした。
こうして見ると、当たり前ですが北天の星々はりゅう座を中心に回っていて地平線下に沈みません。
「不滅の星」という意味そのままです。

とすると、やはり「ikhmw-wrdj」の「疲れを知らぬ星々」が「地平線下に沈まない南天の星々」を現わしているというのは、理屈に合わないのではないかと思われます。
と、いうことで「地平線下に沈まない南天の星」は南半球に行かない限り見られない、という結論に達しましたです。はい。

某王様発見!

ひと月以上もほったらかしちゃってスミマセン。なんだか最近多忙なのです。

とりあえず、なんか妙なものを見つけたのでご報告。

The Global Egyptian Museumで見っけたのですが

Vessel in the shape of a fly
「ハエのつぼ」デス。(閲覧注意(笑))


15王朝の作だそうですが、どうやって使うんだろ?コレ。
高さ5.4 cm 幅5cm というからには香油か何かを入れたんだろうけど……


ここのサイトさん、いろいろ見て回ると面白いものが見つかります。
おっさん太りすぎだろう、とかお嬢ちゃん痩せすぎ!とか。


どっかで見たことのある某王様に似てるかも〜なんて、思ったりしないでもないコレとか。


……きゃ〜!すんませんすんません!石投げないで〜(脱兎)

イシスクリスタル考

ヒーリングの世界には「イシスクリスタル」なるものがあるらしい。


某所にて頂いた情報をもとにググってみた結果、
イシスクリスタル の検索結果 約 14,900 件中 1 - 10 件目 (0.32 秒)
でした。
どうやらネット上には「イシスクリスタル」の結構な情報量があるようです。


その中でも SeedHouseという店舗さんのサイトではクリスタルの形状と特徴からパワーストーンとしての働きを説明して下さっています。

イシス
イシスとは正面に底辺から広がる2辺が短く、そこから長い2辺で頂点を作る5角形の面を持っているものをいいます。古代エジプトの女神イシスにちなんで命名され、別名、女神のクリスタルとも呼ばれています。古代エジプトには、女神イシスの治癒寺院であるイシス神殿が建っていたといわれています。イシス・クリスタルは、自然ではない、抑えがきかない気ままな感情を安定させる力があるといわれています。イシスは「傷ついたハート」の特効薬として、あらゆる存在の癒しにつながります。人生の苦しみの中にも美を見出す能力を目覚めさせ、深い内なるやすらぎを見いだし、人生の経験全体の中から豊かさを得ることができるように手助けをしてくれるといわれています。



SeedHouse 中山新梓氏


あと、こちらのサイトさんでも詳しい説明が載せられています。
ヒーリングスペース ベルエールさんのコラム
【 クリスタルとエジプトの女神イシス 】


どうやらこの二つのサイトさんの情報源は、米国クリスタルアカデミーの創設者であるカトリーナ・ラファエルという方の書いたクリスタルヒーリングの文献のようです。



が、本当にイシスと水晶が関係あるのか?ということで、調べてみました。

……イシス=ハトホルでトルコ石なら「トルコ石の貴婦人」で心当たりがあるんですが。

そして、5角形の「5」という数字。
イシスは「5」人兄弟の4番目に生まれた、と言うことぐらいしか思い当たる節がありません。

そもそも古代エジプトに水晶はあったのでしょうか。
紫水晶(アメジスト)だったら、ヌビアで産出していたという資料がありますが、水晶となるとちょっと分かりません。
一応、アメジストとクォーツは別モノという認識ではあるのですが……
どっちも同じ「石英の結晶じゃん」と言われれば、そこまでなんですけどね。φ(´ー`;)


果たしてカトリーナさんは、一体どこからイシス=水晶の図式を持っていらしたんでしょう?


求ム情報。

……や、やっぱりヒーリングの本を読まなきゃダメ?