も一遍行ってきました。

トリノ・エジプト展。
実は8月に行ったその次の日に、新聞の懸賞に応募していた入場券が当選してしまいまして。
せっかくだから、と行って来たです。

9/12は雨が降ったり止んだりのお天気でした。
そんな中でも上野のトリノ・エジプト展は盛況で、ちょっと遅い到着だったせいか入ってすぐの展示物には行列が出来ていました。
もう一度は見たことがあるので、このあたりは涙を飲んで通り過ぎまして。
イビの石棺の足元のニコちゃんマークをチェックしたり、アメン神&ツタン陛下の石造の右側面の百合の意匠を確認したり。
とにかく自分的に美味しいとこだけをかぶりつきで見て参りました。


そして一番のお気に入りの「死者の書」をうっとりと眺めていて発見したんですが。

この中で、死者が舟に乗って渡っている図があります。
f:id:sahrmn:20090913235516j:image
公式図録から画像をお借りしています。すみません。

その頭上に三つの丸が浮かんでいますよね。
f:id:sahrmn:20090913235455j:image


私はこれは素直に「太陽」だと思っていました。
複数あるのは死者の航行に沢山の年月を費やしている表現なのだと思ったのです。

ですが、最後のオシリス神に捧げものをしている場面で、
やっぱりあります。同じモノが。
f:id:sahrmn:20090913235704j:image

この写真だとつぶれちゃって良く分らないんですが、これらの丸い物体はただの丸では無くて丸の四隅に黒丸があるんです。
で、オシリス神に捧げられちゃったという事は、これはひょっとして御供物のパンかもしれません。

でもそうすると、死者の頭の上にあった丸い物体もパンと言う事になってしまうのでしょうか。



……すみません。コレを思い出してしまいました。

そらとぶパン (PHPにこにこえほん)

そらとぶパン (PHPにこにこえほん)