賛美のはなし。
只今、「図説 古代エジプトシンボル辞典」リチャード・H・ウィルキンソン 著/原書房 出版を読んでいます。
古代エジプトで使われた象徴や、ヒエログリフなどの意味を紐解くとても興味深い本です。
で、これを読んでいて気になる図案がございました。
「賛美」の項目を引用します。
古王国時代の墓の壁画を注意深く見ると、一連の動作がどんなものだったかがよくわかる。礼拝者は、まず片膝をつき、一方の腕を(手は開いたまま)伸ばす。もう一方の腕は(手を握りしめて)身体のほうへひきつける。詠唱が進むにつれて伸ばした腕をもどし、手は握りこぶしにする。そして、両方の握りこぶしで交互に胸に触れるか、胸をたたくかする。
これだけを読むと、最後の部分がまるでオシリス神の手を交差ポーズのようだと思いました。
ですが、このページの添えられている画像…どっかで見たことがあるぞ。
昨夜ネット上の使える画像を探したのですが見つかりません。
唯一見つかったのが個人サイトさんのページ。小心者のサフはこっそりお借りすることにしました。
ttp://www.touregypt.net/featurestories/ramesses1t1.jpg
↑先頭にhをつけて表示して見てください。ラムセス1世陛下墓の壁画でございます。
元のページは書架に収めてあります。
これが「賛美」のポーズ。
実際「儀式を行う男」としてヒエログリフの決定詞にもなっております。
……ってか、ひざついた盆踊りにしか見えないんですが。三人並ぶと特に。
いかん。最近何でもネタに見えてきた…