古代エジプト語・数字。

そろそろ真面目におべんきょしないと、書記官学校退学処分が目前に迫ってきました。
ので、今日は真面目にヒエログリフのお勉強をしたいと思います。
といってもすごくレベル低いんですが。


数字の基礎知識。
古代エジプトでは普通に10進法でした。
で、1を表すのは
f:id:sahrmn:20080618210318j:image(ウァ)と読みます。
次は2(セネゥ)
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3(ケメト)
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4(フェデゥ)
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5(ディゥ)はギリシア数字みたいにVなど使いません。潔く線五本で
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6(セレスウ)
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7(セフェク)
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8(ケメン)
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9(ペセジェ)・・・・・・段々「1○本アニメ」になってまいりました。
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いよいよ10は(メジェ)
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あとは上と同じように数の分だけ重ねて行きます。
例えば34なら
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100の位(シェト)は
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わらびみたいな渦巻き。でも実は縄。
1,000の位(カァ)は
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蓮の花の根っこ付き。
10,000の位(ジェバァ)は
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指一本。
100,000の位(ヘフェヌ)は
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しっぽのついたままのカエル。
最後は1,000,000の位(ヘフ)の
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ヘフ神さまです。



これらの数字を、古代エジプトの皆さまはひたすら重ねておりました。
1,000,000の単位までしか持たなかったので、古代エジプト人にとって一番大きな数は9,999,999です。
書いてみますと
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……無謀だ。無謀だよ古代エジプト人……




参考:「古代文字が書ける、読める、描ける!」 齋藤 悠貴 著/明日香出版
     「古代エジプト語基本単語集」 西村 洋子 著/平凡社