出エジプト記の秘密―モーゼと消えたファラオの謎
……この本を読み始めてから、イライラするのはなんでだろう?
- 作者: メソドサバ,ロジェサバ,Messod Sabbah,Roger Sabbah,藤野邦夫
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
まだ半分も読んでいませんが(つか、読み進むのが苦痛)とにかく、記述のミスが多い。
出産と音楽の男神ベスを女神と表記していたり、
(あの姿の女神は嫌だ)
ヒエログリフで書かれた文章は、ヘブライ語の文章とおなじく、ふつうは右から左へ読むこととなっていると言ってみたり、
(私が知っている限りでは、左から右の方が多い。若しくは同数ぐらい)
アヌビスの古い名前Inpw「アンプ」or「インプ」(何故かこの本では「アナビ」になっている)がヘブライ語の預言者を意味する「ナビ」と良く似ていると断言したり。
(Inpwのどこを読めばナビになるんだろう?)
とにかく、「ヘブライ語の起源=古エジプト語ありき」であり、その根拠をでっちあげているとしか思えない記述が多い。
つか、「神」を意味する「ネチェル」の文字がヘブライ語のHe(へー)「神の息」に似ているなんてのは、どう見たってこじつけにしか見えない。
スメンクカーラー「Smenkhkara」がヘブライの伝統的な神の名前「Shem-Anikra」(シェム−アニクラ)だと言うに至っては
「わけわかんねー」なんである。
ヘブライ語とヒエログリフを並べて対比させているページもあるんだけど、「どう見ても違うだろ、ソレ」なものばかりがならんでるし。
なんだかこの先を読むのが嫌になってきたというか。
……それともネタとして熟読したほうがいいんだろうか……